【古民家とは】
古民家には、農村民家・町民民家・庄屋屋敷・武家民家
などいろいろなタイプがありますが
厚生労働省認可財団法人職業技能振興会が認定する、一級古民家鑑定士の定義からいうと
“築50年以上経過した建物”を古民家としています。
ただし、古民家物件.comでは
建物の雰囲気を、特に重視しておりますので
築年数が浅くても外観や内観が味わい深く、太い梁や柱など風合いのある物件も紹介しております。
【古民家の素材】
古民家の構造材の話しですが、地元で採れた樹を使われている事が多く
同じ気候で育った樹は、その土地に合った最高の素材でもあります。
そして、木は一般的に年月が経つ程に強度が増していき
逆にいま大半の住宅で使われている新建材をなどは、新しい時は強度がありますが、
古くなるにつれてドンドンと弱くなっていきます。
ある研究報告ですが
木材は伐採、製材後100年程まで引っぱり強度、圧縮強度が増し続けていき
200年~300年は変わらないといわれています。
(そして木材の強度が落ちるのは800年~1200年後程とも言われています。)
【古民家を活かす】
考えてみると、今も強度が増し続けている最高の素材で造られた古民家を壊して
輸入材や新建材を使った、建売り住宅が増え続けている違和感・・・
安く家造りをして、
マイホームの夢を実現している建売り住宅が悪いとは言いませんが(住宅ローンも通りやすい)
ただ、今もどんどん良くなっている耐久性の高い古民家を壊したり
使われない為に、朽ち果てていく
というのは、やはり私は耐えられません!!!
古民家のメリット・デメリットありますが
しかし全てのコト・モノにも善し悪しはあるでしょうし、何事も完璧はありません。
様々な諸事情から、売りに出されていない
空き家の古民家がまだまだあります。
そんな古民家を探しだして、古民家を壊さず活かす!!!
それが、古民家物件.comの哲学です。
まず、古民家をどう利用するかで選択肢は変わってきます。
大きく分けて2パターン
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1.「古民家に住んで、永住したい」
2.「古民家を週末や休暇を利用して、別邸として使いたい」
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「古民家に住んで、永住したい」
この場合でも、仕事を「引退しているor現役」かでも変わってきます。
・仕事を引退しているのであればハッキリ言って、どんな場所でもいいと思います。
気候や、空気感、海なのか山なのか・・・自分の感覚に合う土地。
(ただし、ご年配の方でしたら病院がある程度近くにあった方が安心ですね。)
・仕事が現役の場合は、既に仕事を持っていて
ネットや電話のやり取りがメインであれば、通信環境が生命線ですよね。
携帯電話が通じるか・・・
光ケーブルやADSLが開通していいるか、必ず確認してください。
ADSLが引けても、収容局との距離が長過ぎて通信速度が異常に遅かったり
ISDNしか無理という所もありますので、要注意。
そして仕事を現地で見つける場合は、まずは仕事が決ってから
賃貸物件を借りて住んでみる。それから古民家を探した方がいいと思います。
順序が逆でも否定しませんが、金銭的に厳しいと
せっかくの古民家暮らしが、辛くなってしまいますよね。
ただし、自給自足の生活もアリですが!!!
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「古民家を週末や休暇を利用して、別邸として使いたい」
・この場合は、ご自宅からの距離がイチバンのポイントになると思います。
片道2時間~2時間半位が限度ではないでしょうか。
そして、気候も考えないといけません。
冬は雪深い土地であれば、週末だけの利用は足が遠のく可能性もありますし
除雪しないといけない場合もあります。
ただし、静か~な環境で温泉があったり、スキーやスノーボードができたり
楽しいコトもいっぱいあります!!
古民家に限らず、何事もメリット・デメリットがありますが
プラスマイナス、プラス!!!
という位に考えていないと、せっかくの古民家生活が辛いものになってしまいますので
「細かい事は気にしない、気にしない・・」くらいの心持ちが必要です。
そして慎重に検討して、大胆に購入する。が鉄則だと思います。
まずは、ご自身の優先順位10コくらい書き出してみましょう。
そうすると頭の中が整理できます。
例として、私個人の場合・・・
前提として「古民家を週末や休暇を利用して、別邸として使いたい」
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1.車で2~2.5時間の距離
2.セカンドハウスローンが使える銀行がある
3.予算1,500万円以内(物件取得諸費用込み)
4.リフォーム費用が500万円で収まる
5.サーフィンをするので、海が程よい距離にある
6.日当りがよい(東南か、南西向き)
7.古民家にまつわるイベントが出来る様に、敷地300坪以上
8.納屋付き
9.インターネットがストレス無く使える
10.茅葺き屋根(トタンで覆うタイプはOK)
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お恥ずかしながら、こんな感じです。ご参考までに!!
一般的なリフォーム費用
【水回り編】
まず古民家を探しまわっているとほとんどの古民家が、水回り(トイレ・台所・浴室)を直さないと住めない状態である事が分かってきます。
床、壁、天井は「日曜大工に覚えあり!」とコツコツご自分で直すのも楽しいですよね!!
でも、さすがに水回りは難しい・・・もし使える状態であっても
「古民家の雰囲気や、ライフスタイルは好き。
でも水回りだけは綺麗にしたい・・・」と思われる方が多く
お気持ちはとてもよく分かります。
一般的な水回りリフォーム費用は
【トイレ】
20~50万円
【台所】
50~100万
【浴室】
50~100万
といった感じでしょうか。ただしピンキリです!!
最近は便器や浴槽やシステムキッチンなどが安くインターネット販売サイトで、出回っていますのでご自分で安く購入されて取付け工事のみ、してもらうのも良いと思います。
※ただし注意点が
「浄化槽が付いているかどうかで、費用が変わってきます」
内見したときには、必ず浄化槽の有無を確かめましょう!
(※浄化槽とは便所から出る糞尿や生活排水を、綺麗にして放流する為の設備です。)
もし付いていなかったら、合併浄化槽の容量、立地条件等によって変わってきますが工事費は大凡
50~100万位を考えていた方がいいと思います。
(市町村から、補助金が出る所もありますので、よく調べましょう)